呈蓮寺
上田市中央北:横内静雄住職
〔連載第22回〕
上田市中央北にある呈蓮寺は約四百年前、建久年間に曽我十郎祐成の妾、虎御前が開基したと伝えられる。本堂は寛政八年(一七九六)に再建した。
同寺は太郎山のふもと付近にあったが、参詣者に不便な地ということから永享五年(一四三三)に現在地に移転、寺名も現在のに改名した。
本堂の唐獅子の彫り物がある。木鼻にも獅子頭と竜が彫ってある。また本堂の西側の墓地入口に小さなお堂があり弘法大師像を安置している。
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