円融寺

丸子町塩川:半田 孝章 住職
〔連載第93回〕

 丸子町塩川の「円融寺」は街道筋から山側に入った丘に位置する。
 仁明天皇・嘉祥元年に円仁慈覚大師により開創されたと伝えられる。建創後、16世住僧・宥海代に失火して焼失。
 建久5年、地頭・望月重義候により再建したが、天久15年、武田晴信、本国村上との戦火にあった。
 承応2年、小諸城主・酒井日向守忠能が再興する。
 本尊は薬師如来で観音大士ともに円仁の作と伝えられている。
 住職は上田市別所の「常楽寺」副住職の半田孝章氏がつとめている。
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