中禅寺 上田市前山:坂部 弘雄 住職 |
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〔2006年4月22日掲載〕 上田市塩田平の独鈷山のふところにある「中禅寺」は今から千余年前、この地に空海上人が訪れた際、村人が日照りで飢餓に苦しんでいる姿を見て、草庵を結んで雨乞いの祈祷をしたのが最初とされる。過去、数度の火災に遭い多くの記録を消失してしまった。享保19年、中興開山祐精法印により、現本堂を建立した。 堂内には本尊「薬師如来座像」が安置されている。この像は平安時代末から鎌倉時代初期の定朝様式をよく伝え、丸い肩、伸びやかな胸と腹、結跏趺座(けっかふざ)して右手施無畏印、掌に薬壷をのせる左手与願印など全てが自然で、均整の取れた優雅な像。 |
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「拈華微笑」(ねんげみしょう) |
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