宗吽寺 上田市横町:桑沢 俊猛 住職 |
|
〔2007年1月24日掲載〕 寺の伝えによると、はじめは上田城大手の堀際にあったが、中興開山慶英法印の時、現在の地に移したという。 元和八年(一六二二)上田藩主として入部した仙石氏、後の松平氏の時代を通じて祈願所となった。松平氏の時代には参勤交代で出府の時、寺は命を受けて出立の吉日を決めたことが「海野町本陣日記」に書き残されている。このあたりはかつて常田庄の庄域であり、八条院御領であったがのちに南朝の後醍醐天皇に伝領される。 宗吽寺の尊像の背光月輪の周囲には、湧雲があるので、浄土教的性格も含んでいる。 |
|
backnext |